2024年11月11日
～11回目のフィエスタ・デ・エスパーニャによせて～
関係者インタビュー
Entrevista Fiestamilia！
第9回 開催手続き管理者編
El guaeda del parque de Fiesta
とにかく、“楽しい”を追求する。そんな実行委員でありたいですね
大塚 隆さん
大塚さんといえば、私たち実行委員の中でも代々木公園の開催に向けた役所手続き等、開催そのものを担保するための重要ポジションにおられる守り神のような存在ですね！そもそも公園利用に役所手続きがいるなど、フィエスタを行うにあたって意外と知られていない仕事だと思うので、改めてどんなことをしているかご紹介いただけますか？
大塚さん：
ありがとうございます。そうですね、基本的には公園というのはその名の通り公共の場なので、イベント開催等を行う際は代々木公園の場合だと東京都に利用するための申請を行う必要があります。特に、近隣住民の方へご迷惑が掛からないよう、フィエスタの場合だとステージの音量や騒音対策など、気持ちよく使わせていただくための工夫が必要だったりしますね。
確かにご近所に住まわれている方の気持ちを考えると、楽しいイベントが近くで行われているのは良いかもしれないですが、朝から晩まで大音量でとかになると生活に支障が出ますよね。私たちステージ班も、そこはタイムスケジュールや音響の向きなどこれまで工夫を重ねてきました。来場者も、近隣にお住まいの方も気持ちよく開催できるイベントを心掛けるのはとても大事なことですよね。
大塚さん：
そうなんです。実際苦情が集まったりでもすれば、次年度は開催できなくなるかもしれないというリスクを常に考えて、運営を計画していく必要がありますね。もちろん、ご来場の皆様のご協力も不可欠となっておりますので、皆様何卒宜しくお願い致します。
大事なお声がけありがとうございます。大塚さんはこのスペインのフィエスタだけではなく、色んな公園で行うフェス系イベントに関わっていらっしゃいますよね？
大塚さん：
はい、僕は仕事でカドマン企画という会社をやっていて、設立して初めてのイベントは『アースデイ・アジア・フェスティバル』でしたね。今でいうSDGsの先駆けのイベントとして始まって、当時では代々木公園のイベントで規模感として大きいものでは初めてだったのではないかと思います。そこからは本当に色々なイベントにお声がけいただいて、国ごとのカラーを活かしたイベントも沢山興りましたね。このスペインのフィエスタは2013年の開始から、当時ベトナムフェスで知り合った福島さんに声かけていただいて以降携わらせていただいています。
フィエスタだけではなく、公園イベントのまさに番人として、数多くのイベント催事の成功を支えていらっしゃるのですね。頭が上がりませんね…！そんな多くのイベントに関わる中で、私たちのフィエスタについてはどんな風に考えられていますか？
大塚さん：
そうですね～、スペインのフィエスタ実行委員はとにかく“楽しそう”ということですね（笑）なんか、ミーティングとか出ていると皆さんアイデア持ち寄って活発に議論されているのはもちろんですけど、とにかくあれやりたい、これやりたいがすごく多いなと。別にスペインのプロではないのに、なんか急に調べて詳しくなりだしたり、それに近づけようと工夫してみたり…。熱が非常に高い実行委員会だと思いますね。そこが良いところだと思います。
確かに、ミーティング中に今年のフィエスタの議題なのにいつの間にか来年やりたいこと話していたり（そして今年のことが決まらなかったり（笑））、毎回和気あいあいとしていますよね（笑）
大塚さん：
そうですね（笑）常に未来も見据えて楽しく運営している実行委員会だなと思います。The民間で運営されているのも、他とは変わった体制かもしれませんね。他の国際フェス系って、結構大使館の方や団体の方と歩調をそろえている運営が多いのですが、フィエスタはある意味自由に毎回企画しているというか。なのに、しっかりスペインのイベントとして認められ、多くの来場者に楽しんでいただけているんですから素晴らしいですね。
私はこのフィエスタしか携わっていないので知らなかったですが、他のイベントだと運営体制がまた違った雰囲気になっているのですね。それでは、最後になりますが今年のフィエスタに向けて番人から一言お願いします！
大塚さん：
今年も安全に、きれいに、そしてなにより楽しくフィエスタを成功させていきましょう！そしてその源泉ともいえる実行委員の皆さんが、これからもこの楽しいパワーを切らさず、世代を跨いでも受け継ぎながらこの先もワイワイやっていってほしいです。
コラム総評（菊池）
いつも明るく楽しい実行委員会の重心となって、フィエスタの実施を陰で支えてくださっている大塚さん。実は親子でフィエスタ実行委員会だったりします。世代を跨いでも“楽しい”を追求し進化していくよう、私たちも毎年趣向を凝らして運営しておりますので、ぜひ毎年去年との違いを比べながら楽しんでいただく、なんていうのも良いのかもしれません。今年も晴れ間が見えますよう、たくさんのご来場お待ちしております。公園のルールを守ったご協力もどうぞよろしくお願いいたします。
