さて、今年も13回目のフィエスタ開催に向けて、その運営を支える”Fiestamilia(フィエスタファミリー)”を紹介していきます。
今回のゲストは、きっとご来場のみなさんがフィエスタを知ってホームページを見てくださる時、あるいはご来場された際に必ず目にされる看板やロゴなどのクリエイティブを担当しているギラギラなお兄さん達 ★です!
秋本さん・中尾さん :
どうもどうも~~
どうも~!ということで、早速ですがお聞かせください。中尾さん髪染めましたか?
中尾さん :
写真も撮られるとのことでしたので、気合い入れました!★
流石でございます。中尾さんはフィエスタのクリエイティブ担当として普段はオンラインでの打合せが多いので、お会いするのがレアですよね。今日はどういったお話が聞けるのでしょうか?
中尾さん :
はい、僕からはこれまでのフィエスタのメイン看板・ロゴデザインなどに込めているテーマなどをお話できればと思っています。実は2013年のフィエスタ開始から、毎年デザインが少しずつ変化していっているんですよね。初年度は僕がデザインしたものではありませんでしたが、結構僕これ素敵だなって思っていて。
秋本さん :
この年は、別のインタビューでも名前が挙がっていたかもだけど、マテオさんというフィエスタ発起人のひとりが作ってくれてたんですよね。
中尾さん :
そうそう。その後も数年はマテオさんがクリエイティブを担当していて、僕はそれを引き継いで現在担当をさせていただいています。彼から受け継いだものとしては、タイポグラフィと円モチーフのデザインですね。特に2017~2018年のデザインは象徴的な気がします。スペイン国旗を象徴する色味である赤と黄を基調に、視認性高く、何よりも何のイベントなのか?が一目で伝わるというのを大事にしています。
確かに、こちらは最も見慣れたデザインな気がします。細部は違っているかもですが、数年安定的に使っていましたよね。
中尾さん :
ある国の特徴を視覚的に、感覚的に伝えるって、結構難しいんですよね。例えば現在は、ユニバーサルデザイン化が進んでいます。都心の駅や施設などの看板などを見ると、ほとんどが視認しやすいフォント・色味で統一されていて、日本語が書かれているというそのこと以外に、そこに“日本らしさ”を見出すことはあまりないかもしれません。ただ、映画やアニメなどの中の日本を捉えると、日本のデザインって筆で書かれた書体になっていて、デザインには常に富士山が描かれる…みたいなイメージが未だにありませんか?それって、日本人からすると苦笑いなんだけど(笑)。でも結局、日本がパッと伝わるのはそれだよねっていう。僕はそういう、“なんちゃって感”は意外と大事だと思っていて、意識して普段制作していますね。
このイベントって、他と違ってタイトル名が「スペインフェス」じゃなくて「フィエスタ・デ・エスパーニャ」じゃないですか。そうなると、やっぱり文字だけだと多くの方が何これ?となると思います。だからこそ、多くの人が持っているであろうイメージをもとに色やデザインで表現する、そのためのクリエイティブなんですよね。このデザインは、シンプルながらにスペインを連想できるし、まだまだ歴の浅かった当時はあえて数年使うことでフィエスタを定着させたい思いもあったかなと思います。
なるほどな~。すごく勉強になる話です。色んな情報がネットにも野外にもたくさん広告となって溢れかえっている中、私たちのフィエスタが目に留まってくださる瞬間って本当に一瞬かもしれないですもんね。その意味でクリエイティブは超重要ですね!
秋本さん :
僕と中尾さんのタッグでやっているのはここ最近の話ですが、やっぱり人間が目で瞬時に追える情報って頑張っても2~3つくらいかなと思うので、イベントタイトルと開催年!くらいの情報のシンプルさを僕らとしては意識していて、かつ中尾さんが言った通りそこにデザインや色の力で“スペイン感”を載せていくっていうのが、腕の見せ所なのかなと思いますね。認知してもらうのも勿論ですが、会場に実際いらっしゃるお客様が看板前で記念撮影されることも多々あるので、思い出に残る写真に「このイベントは、いつの何のイベントだったのか」がわかるようにしてあげたいという気持ちもあります。
中尾さん :
あとは、これは僕個人がですが、あんまりスタイリッシュにしすぎないことは心がけています。何故かというと、これもデザイン業界の話になってしまいますが、欧州の広告って自治体などの公共団体が資金を出して街中の広告を出稿していることが多いそうで、洗練されていて芸術要素が強いというか、ヨーロッパの街に見合うように設計されたデザインがたくさんあるんです。一方日本の広告は、民間企業広告がほとんどを占めていて、それぞれの商業色がにじむ意図を持った広告になっていることが多いんですよね。
このイベントって、たくさんの関係者による協賛や後援、そしてご来場いただく皆さんが当日お食事いただいたり、お土産を買っていただいたりというお金をいただいて運営させていただいています。僕らは企業ではないので商業イベントというわけではないですが、やっぱりお金をいただくからには、協賛・後援・出店・出演してくださる方が来場者に向ける宣伝になりたいという思いはベースにあります。だからカッコよさより、親しみやすさや購買欲・食欲を掻き立てるようなデザインにしたいなと。
いつもご支援いただいている関係者の皆様に、フィエスタを通じて還元できることがあればハッピーですよね。
中尾さん :
そうですね。話が戻りますが、2023年からはこれまでのデザインを踏襲しつつも、実行委員長の色が出るデザインへと変化しています。2023年は、岩瀬さんが10周年のアニバーサリーだからということでリクエストがあり、初めてキャッチコピーをつけた年でもありましたね。
はい。僭越ながら私がコピーを担当させていただきました。今もこのインタビューで“Fiestamilia”という造語は脈々と残していきたいと画策しているところです(笑)ド派手な花火と、いつもより文字情報量も多くて斬新でしたよね。
秋本さん :
コロナもひと段落して、とにかく盛大に!という感じでしたしね。2024年以降は現実行委員長の中熊さんの思いが入っていますね。レインボーにしたり、青がメインカラーに加わったり、カラフルになったなという気がします。雰囲気がぐっと変わりました。僕も今年初めてスペインに行く機会があったのですが、国旗のイメージしかそれまでなかったから、現地見て確かにすごいカラフルな国だと感じました。中熊さんは普段もスペイン関連のお仕事で現地に行くこともあるそうで、解像度が高い方のアイデアだなと感じています。
中尾さん :
去年のデザインは、ベースは過去のマテオさん作品のリバイバルだったのですが、円をカーネーションにしたりして遊び心を加えましたね。カーネーションがスペインの国花だなんて知らなかったので新鮮でした。そして今年のスペインタイルは結構イメチェンでして、新たな挑戦です!
秋本さん :
そうそう、スペイン行ったときにタイルがたくさんお土産で売られていて、街中で見ることも多くて、中熊さんと今年はこれがいいんじゃない?ってなったんですよ。ただ、これまで統一していた配色や一般的に認知が高いモチーフではないので、今まで通りにデザインを通じてお客様がスペインを読み取ることができるかな?という迷いもありました。
ただ、これからも長く続けていきたいイベントだからこそ、新しい挑戦も必要という思いに至り、今年は型を破って新しいスペインのイメージを発信していくようなスタイルに変えさせていただきました。これまでの意識も勿論大事にしつつ、これからは僕らのデザインを通じてスペインの新しい印象を残していければ嬉しいですね。
中尾さん:
ですね。おかげさまでフィエスタの新たな仲間や毎年楽しみにしてくれているお客様も増えてきました。毎年飽きさせないデザインというのもこれからは求められるかなと思いますので、新たな挑戦もじゃんじゃん織り込んでいきたいです!髪色もデザインも心機一転、今年もこれからもやってやるぞ~~♪
秋本さん :
すばらしい!!次回から中尾さんの髪色でその年のテーマカラー決めるとかどうかな?(笑)
お二人がクリエイティブデザインに載せる想いを今回初めて聞いて、今までのインタビューとはまた違ったフィエスタの歴史を知ることができました。フィエスタの象徴として毎年アップデートされていくデザインを、多くの皆さんの心に留めていただけるようにこれからもお願いいたします!
今年の開催でもたくさんのFiestamiliaの皆様にお会いできるのを、楽しみにしています。
10月14日(土)〜19日(木)
@池袋西口公園野外劇場 グローバルリング シアター
@としま区民センター
豊島区で1週間、バスク語、文化、伝統スポーツ、美食をお楽しみいただけます!本場バスクならではの体験を満喫できる絶好の機会です。皆様とご家族のお越しを心よりお待ちしております。
10月13日(金) 18:30
としま区民センター 多目的ホール
この期間にさまざまな”バスク”に触れて発見してください!